2025年09月04日
134リン目 自転車を安心・安全に利用していただくために
こんにちは。
天気がいい日が多くて、外出するにはピッタリの日が続きますが熱中症には気をつけましょう~
皆さん、熱中症対策はできていますか?
「まだ大丈夫」と思わず、「少し休憩しよう」を心がけましょうね~!
今日は自転車安全適正利用に係る指導についてご紹介したいと思います。
突然ですが、皆さんは「尼崎市自転車のまちづくり推進条例」をご存知でしょうか? 当ポータルサイトでも紹介しているため、もしかしたら知っている方もいると思いますが、この条例は簡単にいうと
「コンパクトな地形で自転車利用に適した尼崎市において、事故や犯罪、放置自転車等の課題を解決しながら、経済・環境・健康等の面で様々な魅力を生み出す自転車を尼崎のまちづくりに大きく貢献するものと考え、市・市民・事業者等が相互に協力しながら、自転車の利用を課題から魅力へ転換させることに取り組み、自転車のまちづくりを推進していく」
といったものです。
簡単にといいつつ、長くなってしまい申し訳ありません・・・
(詳しくはこちら)

要は「自転車という観点から尼崎市のまちづくりを進めていこう」というものです。
今回ご紹介する自転車安全適正利用に係る指導は「尼崎市自転車のまちづくり推進条例第9条」に基づき、交通ルールを違反するおそれのある人、他人に迷惑をかけるおそれの人、その他自転車の安全適正利用のために指導の必要があると認められる人に対し、自転車を安全・安心に利用してもらうために行うものです。
指導場所は三和商店街・中央商店街と事故件数が特に多い小学校区を中心行っています。
※令和7年度の小学校区は難波小・難波の梅小・明城小・竹谷小学校区です。
三和商店街・中央商店街での指導
まずは三和商店街・中央商店街での指導風景をご紹介します。
みなさんにここでクイズです。
「商店街は自転車に乗って移動してよい?」 〇 ×
正解は×です!
なぜ、×なのか、わかりますか?
その理由は商店街の中が歩行者専用道路だからです!
歩行者専用道路は道路交通法で「歩行者以外の車両通行禁止とする」とされており、同法で軽車両として扱われている自転車は通行できないこととなっています。
(自転車の取り扱いについてはこちら)
よって、歩行者専用道路である三和商店街・中央商店街は自転車に乗って移動してはいけないということになりますね。
実際に商店街の入り口に標識がありますし、商店街の中にも自転車の乗り入れが禁止されていることを示す看板や横断幕が設置されている他、注意喚起を促すアナウンスも行っています。
ほとんどの人は、自転車を押して移動されていますが、残念なことに一部未だに自転車に乗って移動される人も散見されます。
そのような方に対し、商店街の中が「歩行者専用道路であり自転車の乗り入れができないこと」「ご自身、そして周りの方に大変危険である」ことを伝えながら、自転車を押して移動するよう注意するとともに写真のような指導カードを手渡し、違反について認識してもらうよう指導を行っていきます。

実際の指導イメージ
※周りに配慮した上で特別に撮影したものであり、実際に職員が自転車に乗っていたわけではありません。
このように、毎月三和商店街・中央商店街に赴き、商店街の安心・安全のため指導を行っています。
小学校区での指導
続いて、小学校区での指導風景です。今回は難波の梅小学校区での指導風景をご紹介します。
またまたクイズですが、「自転車は一時停止で止まらなければならない」〇 ×
正解は〇です!
先ほど説明したとおり、自転車は法律で車両として位置づけられており、道路交通法43条では『交通整理が行われていない交差点やその手前で、道路標識などにより一時停止が指定されている場合、車両は停止線の直前(停止線がない場合は交差点の直前)で一時停止しなければならない』と定めています。
つまり、車両である自転車は一時停止しなければならないということですね。
実際に交差点に立ち、自転車に乗る人たちに対し一時停止を呼びかける他、ながらスマホや二人乗り、その他危険運転について注意を呼び掛けています。
また、違反者については先ほど同様に指導カードを手渡し、自身の違反について認識してもらうように取り組んでいます。

※周りに配慮した上で特別に撮影したものであり、実際に違反等はしていません。
パトロール車での巡回・指導
街頭指導だけでなく、パトロール車での巡回・指導も行っています。
ルール違反している人や危険な運転をしている人がいたら、マイクを使って注意を促します。こうやって、違反者だけでなく、周りにいる人たちにも注意喚起ができるわけですね。
このように、自転車に関して、市民のみなさまが安心・安全に利用できるよう、日々指導を行い、交通安全についての意識が高まるよう日々奮闘しています!
最後に
先ほど述べたように自転車は軽車両であり、車の一種であるため、交通ルールを守らず危険な運転をすると、運転手だけでなく他の方にも重大な危険を及ぼしてしまうこともあります。
実際に自転車に関する事故は未だに全国各地で起こっています。
交通事故は当事者だけでなく、その家族にも大きな悲しみを与えてしまいます。
尼リン☆ダイアリー131リン目(リンク)において、紹介しましたように来年4月1日から青切符制度が導入され、自転車を取り巻く環境はより一層変化していきます。
「ルールが変わったから、厳しくなったから」といった理由ではなく、「大切な人が悲しい思いをしないように、みんなが安心・安全に生活できるように」といった思いを胸に今後も自転車を活用していただきたいと切に願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。