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尼リン☆ダイアリー

2018年10月26日

92リン目 自転車盗難について

突然ですが、みなさん、「街頭犯罪」というものをご存知でしょうか。

街頭犯罪とは、道路等の“公共空間”における犯罪のうち、

「路上強盗」、「強制わいせつ」、「ひったくり」、「車上ねらい」、「自動販売機ねらい」、「自動車盗」、「オートバイ盗」、「自転車盗」、「部品ねらい」、「器物損壊等」の10種類をいいます。(兵庫県警の場合)

本市では、この10種類ある街頭犯罪のうち、「自転車盗難」1種類で、街頭犯罪全体の約半数を占めていますが、この1つの犯罪を撲滅すれば、街頭犯罪認知件数を半分に減らすことができると言えます。

『「自転車盗難」が及ぼす影響』

1.体感治安の悪化
 体感治安とは、客観的なデータに基づくものというより、皆さんの周りの状況から感じる治安のことです。体感治安は、殺人や強盗などの重大な犯罪が連続した場合だけでなく、日常生活に支障を与えてしまう「自転車盗難」のような「軽犯罪」の被害者が多いことでも悪化してしまいます。


2.未成年の犯罪の増加
 「自転車盗難」の犯人の多くは、未成年が占めるとされており、また、別名、「ゲートウェイ(入り口)犯罪」と言われます。どんな殺人犯も強盗犯も、最初に罪を犯すのは「自転車盗難」のような「軽犯罪」であるケースが多いそうです。


3.別の犯罪に利用される
 先日、富田林警察署からの逃走犯の事例もありましたが、盗難された自転車はさらに別の犯罪に使われるケースが多いと言われており、「ひったくり」に使用されたり、交通事故を起こしたりすることもあります。

このように「自転車盗難」は様々な悪影響を及ぼしてしまいます。本市では、「自転車盗難防止」に積極的に取り組み、「自転車盗難認知件数」は、年々減少しているところです。
今後も、市民、警察などの方々と連携しながら、粘り強く継続した対策を図っていきます。