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グッと!尼っ子リンリンサポーター

団体名:ロンロン

活動の報告

 

贈呈時団体名;カフェ&バー・レーブ

 

<贈呈式>

同店に赴き以下のとおり実施。


日時:平成31年3月11日(月)午後1時から
場所:武庫之荘のカフェ&バー・レーブ店内にて

サポーター活動について

活動の内容:『ロンロンの弁当』を環境保護と交通安全に留意して自転車で配達

活動の目標:他者への自転車通行の見本となり交通事故の防止に貢献

リンク先:https://mikiponobento.1net.jp

 

<贈呈時サポーターへのインタビュー

【お弁当は必ず自転車で配達】

カフェ&バーに加えて、平成30年7月から、本格的に宅配弁当事業を始めました。カレーのテイクアウトはそれまでもやって来たのですが、カレーの他にも日替わりのお弁当などメニューを試行錯誤し、自転車での配達を始めました。

お弁当は、全て自転車に乗って配達しています。市内全域には配達していませんが、一番遠い場所だと、2つの鉄道の踏切を越えて行っています。

毎日、行先によって色々なコースを配達しています。たくさんのお弁当を積んで、自転車で市内を走り回って順番に配ります。出発する時はかなりの重さですが(笑)


店内の雰囲気

 

【「人の振り見て、我が振り直す」自分自身が手本に】

自転車でお弁当を配達していると、思わず「ヒヤリ」と感じるような危ない自転車の乗り方をしている人に出会うことがあります。赤信号でも停止せずに走っていく人、スマホを操作したまま自転車に乗る人。また、歩行者でもスマホを操作している人も見ますし、自動車ドライバーにもヒヤッとすることがあります。

同じ赤信号でも、大通りの信号は皆さん守っていますが、住宅街の中にある小さな交差点などでは、信号を守らない方を見かけます。

でも、おもしろいことに、そういった交差点で配達中の私が停止すると、それを見た他の自転車に乗った人がつられて止まることがあります。やはり、見られているという意識があると、交通ルールを守ろうと思うのでしょうか。そういった様子を見て、自分が交通ルールを守ることによって、他の人の自転車ルールの「手本」になることで、最終的には尼崎市での交通安全の取組に、自転車事故の防止に貢献できるのではと思ったのがきっかけです。

 

【街中には「ヒヤリハット」がいっぱい】

以前、お弁当を配達している時、停止線の無い交差点の角に、保護者と子どもが自転車で並んで停止していました。そこへ曲がってきた自動車の後輪が子どもの自転車に当たってしまったんです。幸い転んだだけで大事には至らなかったようですが、近くにいた人たちは騒然となりました。もしもその場所に停止線があり、交差点の直前ではなくもっと手前で停止していれば、そういった事には至らなかったかもしれません。

別の例では、かつて駅前に放置自転車が多くあった頃、斜め横断のながらスマホの自転車が自動車からクラクションを鳴らされ、それでも顔をあげず引き返した時、歩道の放置自転車をよけてやむを得ず車道の端を歩いていたべビーカーを押した保護者とぶつかった事もありました。

 

【一方通行を反対方向に走る自転車のための停止線(停止範囲)の提案】

停止線は自動車のためのものだと勘違いしている人がいるかもしれない。そこで、例えば停止線ではなく、一定範囲を帯状に色で塗り自転車マークを描き「停止エリア」にして、この範囲内で停止してください、といった表示にできれば、特に子どもには目をひいてわかりやすいのでは。歩行者・軽車両を除く一方通行の道を反対方向に進んだ場合の交差点など、停止線はないところにあったら良いのではないでしょうか。ルールを知らない小さな子どもにも教えやすいと思います。停止線があったとしても、それを越えて停止する人たちもいるかもしれません。ただ、自分が停止線の手前で止まっていたら、それを真似して止まってくれる人たち、特に小さい子どもはそうしてくれることがあるなと感じます。

(注意:基本的に自転車も一方通行規制の対象ですが、一方通行標識に加えて「自動車・原付」または「軽車両を除く」等の補助標識が付けられている道路においては、自転車を含む軽車両が反対方向に進む事が許されています。)

 

【事故が起こらないように自分の身を守るのは自分自身】

車道の右側通行も、ながらスマホも、無くなればいいんですが、中には何度言われてもルールを守らない人もいると思います。そういった時、最後はそういった危険な運転をする人を見かけたら距離を置く、というのも自分の身を守る方法だと思います。もしかしたら、そこの角から誰か飛び出して来るかもしれない、という気持ちを持っていれば、安全運転しようと思うじゃないですか。


取材の様子

 

【お弁当付き市内観光を企画してみたい】

いよいよ尼崎城もオープンしました。レーブのお弁当を持って、自転車で市内を観光するイベントを企画してみたいなと思います。例えばですが、「尼崎城見学ツアー」として、阪急武庫之荘駅前に集合して、尼崎城まで走って、お城を見た後で公園でお弁当を食べたり。お城の周辺には寺町や商店街もありますし、そこを自転車で訪れるのも面白いと思います。季節によって行く場所を変えたり、歴史的ないわれのある場所を巡ったり。尼崎市さんがそういうものを主催されるなら、ご協力したいですし。

少人数で市内を走るなら、例えば目的地に向かうための最短コースではなく、わざと交通ルール・マナーについて考える要所を経由して、ここでは一旦停止するんですよ、皆さん正しくついて来てくださいね、といったふうに、楽しみながら自転車の走り方を学べるようにするのも良いと思います。

<令和3年度の取組について>

ショッピングモールへのお弁当の納入配達では、引き続き自転車を利用しています。尼崎市自転車ネットワーク整備方針により、ネットワーク路線(車道を走行する整備手法)として早期に整備された「園田西武庫線」の自転車レーンを走り、正しく安全な走り方を考察しました。

 

自転車レーンは青色で区分された自転車専用通行帯です。道幅の狭いところなどでは、青色の矢羽根で表示された「車道混在」部分もあります。


自転車専用通行帯(自転車レーン)の一例

 


車道混在(矢羽根)の一例

 

自転車レーンを含め、車道を走る時は、自転車は車と同じ向きで走らなければいけません。(逆走は禁止です!)また、車と同じ車道の信号に従います。自転車レーン上に車が止まっていることがあります。その場合は、自転車は車を避けて一時的に車道に出ることになりますが、まず後方から来る他の車に注意してください。不用意に飛び出すと事故を招きます。


自転車レーン上に車が止まっている場合は後方からくる他の車に注意を


信号の無いところで車が停まっている場合、反対車線からの右折車に道を譲っているのかもしれません。停まっている車が大型車である場合などは、隣を走る自転車は右折車側からは死角になり見えていない場合もあります。信号の無いところで車が停まっている場合、徐行し安全を確認してください。

 

歩行者、自転車、車が正しく道を譲り合えば、お互いの安全を確保できると考えています。改めて交通ルールの大切さを感じました。

 

【参考】「尼崎市自転車ネットワーク整備方針」の策定に向けた取り組み|尼崎市公式ホームページ

 

 

<令和2年度の取組について>

事業所向けのお弁当の宅配からショッピングモールへのお弁当の納入配達へと業務内容が変わりました。引き続き、自転車を利用してお弁当を配達していますが、とても交通量の多い道路である尼宝線(兵庫県道42号)を毎日通るようになりました。

原則、自転車は車と同じ向きで「車道」の左端を走らなければいけませんが、歩道に普通自転車の歩道通行可の標識がある場合や、歩道に安全のためにやむを得ない場合など例外時のみ歩道を通行できます。

普通自転車の歩道通行可の標識

 

物流大型トラックやダンプが行き交う尼宝線においては、やむを得ず歩道を通行することもありますが、その際には必ず、次のルールを守っています。

 

自転車で歩道を通行する場合は歩行者優先で「最徐行」しなければなりません。また、歩行者に最大限スペースを譲ってすぐに止まれるスピードで「車道寄り」を通ります。絶対にスイスイ走るのは禁止です。歩行者をどかせるために「ベル」を鳴らすことは絶対に禁止です。何か危険を感じた際には、必ず「一時停止」をします。

 

交通量が多いためか交通事故も多く起こっている尼宝線、歩行者、自転車、車が正しく譲り合えば、安全を確保できると考えています。私自身、改めて交通ルールの大切さを感じました。今後も、市内を安全に自転車で走る事について考察していきたいと思います。

 

 

<令和元年度の取組について>

引き続き、お弁当は必ず自転車で配達していますが、昨年よりも、配達中に思わず「ヒヤリ」と感じる事が増えた気がします。そこで、交差点などの進路が交差する場所では、自転車の速度を落とし、『必ず相手が通り過ぎた後に通る』という安全運転の方法を取るようにしました。

交差点など進路が交差する場所では・・・

 


相手が通り過ぎた後に通る

 

自転車に乗って交差点などに差し掛かると、つい無意識に速度を上げて、相手の進路前方を横切ろうとしてしまうかもしれません。相手と向かい合っている方が、人間の心理として自然なのです。しかしながら、交差点を始めとする全ての進路が交差する時が、「衝突」が起こってしまう場面です。ながらスマホや、よそ見運転など、本来守るべき交通ルールを守らない人は残念ながら存在します。漫然と周囲に注意を配るのではなく、意識して運転の仕方を変える事で、事故にならない運転になるよう努めました。

 

これからも、『レーブの宅配弁当』は、環境保護と安全運転に留意して配達します。

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