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グッと!尼っ子リンリンサポーター

団体名:株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ

活動の報告

 

<贈呈式>

同社に赴き以下のとおり実施。

 

日時:平成31年3月14日(木)午後3時から
場所:東浜町の同社内にて


サポーター活動について

活動の内容:自転車モデルライダー検定制度導入

活動の目標:自転車通勤者の交通事故撲滅

リンク先:http://www.osaka-ti.co.jp/

 

 

<贈呈時サポーターへのインタビュー

【社員の交通事故を無くすために】

当社では協力会社の方を含め約250名の従業員が自転車で通勤していますが、もともと、自転車を含めた出勤時の交通事故が多く発生している状況がありました。事故の被害者にも、加害者にもなるべきではない、そこで何か効果的な取組を模索する中で、尼崎南警察署、日鉄ビジネスサービス関西株式会社 尼崎支社から自転車モデルライダー検定制度の導入要請を受けました。当社における自転車通勤者の交通事故発生防止に有効であると考え、当社においても制度を採用して、現在も継続して実施しています。2017年5月31日から翌年1月23日までで、尼崎南警察署と日鉄ビジネスサービス関西株式会社尼崎支社の協力のもと、対象者183名中、156名が受講を完了しています。自転車通勤者の受講は一定程度終わりましたので、今後は継続して新入社員を対象に実施予定です。

 

【社員への理解活動が大変だった】

自転車モデルライダー検定制度の導入について、職場への理解活動が大変でした。社員には市内在住で日常生活の中で昔から自転車に乗っていた人たちが多いため、「子どもの頃から自転車に乗っているのに、今更形式ばった教育をする必要があるのか」という意見がやはりありました。そのため、自転車の乗車ルール・マナーについて、基礎から勉強してもらう必要があるということの、理解活動に苦労しました。しかし、社長以下が出席する「全社安全会議」の場で制度の導入を宣言し、検定制度を進めていく中で少しずつ理解が進んでいったと感じています。また、交代勤務者についての出席日程調整と、尼崎南警察署など関係各所との日程調整も大変でした。


実技検定の様子

 

【交通立ち番による指導の継続】

自転車モデルライダー検定制度の導入以前の2017年から、当社では独自に「交通立ち番」の取組を行っています。社員の出退勤時に、自転車通勤者に対する交通事故防止の啓発活動の一環として、社員が交通指導を行うというものです。当社周辺道路と、最寄り駅である阪神出屋敷駅周辺で実施しています。

指導は、2018年頃からは特に重点的に実施しています。通常は当社正門前での実施、そして月に1回は、阪神出屋敷駅南側歩道橋で実施しています。駅から当社へ通勤する際、国道43号線歩道橋を渡る必要がありますが、残念ながら交通量の多い43号線を横断する従業員がいます。それは違反であると同時に非常に危険な行為でもありますので、社内の安全関係者が揃って立ち番として、歩道橋での指導を行っています。ただ、立ち番が見ている前ではルールを守っても、そうでなければルールを守っていないかもしれない。なかなか浸透は難しいという現状はありますが、こういった取組は地道にやるしかないと考え、今後も継続して実施していきます。


交通立ち番の様子

 

【市内で自転車を利用する人に伝えたい事】

雨の日の傘差し運転等、自転車の運転ルール違反をしている人たちはまだまだ多くいるというのが現状です。自転車に乗る人全員に、自動車に乗る時と同様にルールを守って頂きたいです。社内におけるそういった従業員たちに対しての指導は我々が行います。そういった運転をすることは、自身にとっても周りの人にとっても非常に危険な事と認識して頂きたいと思います。

<令和3年の取組について>

自転車通勤者に対しての交通指導である「交通立ち番」を、全従業員に対し交通安全意識向上を目的とし、出退勤時に計49回実施しました。


交通立ち番の様子

 

交通立番を粘り強く継続することで、自転車通勤に係わる個々の意識が徐々に向上して来た結果、通勤途上での交通事故は右肩下がりに減少。今年は残念ながら1件(被害)発生しましたが、今後も立番を通じ指導継続することで事故撲滅を図ります。

 

 

<令和2年の取組について>

自転車通勤者に対しての交通指導である「交通立ち番」について、当社正門、周辺道路、国道43号線出屋敷交差点付近で社員に対し、出退勤時に注意喚起の声掛け運動を、月に4回、計48回実施しました。


交通立ち番の様子

 

地道な指導を継続した結果、令和2年の社員の出退勤時の自転車関連の交通事故発生を、昨年からマイナス4件となる「0件」にすることができました。引き続き指導を継続し、今後も発生の撲滅を図ります。

 

 

<令和元年の取組について>

自転車モデルライダー検定制度について、尼崎南警察署、尼崎南交通安全協会、日鉄ビジネスサービス関西株式会社尼崎支社のご協力のもと、社内で検定を継続して実施し、2018年から累計で191名が受講済みです。


筆記試験・実技試験の様子

 

また、交通立ち番については、当社社員の出退勤時に自転車通勤者に対する交通事故防止の啓発活動の一環として、当社周辺道路にて毎月4回、実施しました。年間計48回実施予定です。


交通立ち番の様子

 

自転車通勤者に対する飲酒運転、傘差し、無灯火等の基本ルールについて検定、交通立ち番を通じ、繰り返し指導を行なってきましたが、残念ながら自転車通勤者の交通事故をゼロにすることはできませんでした。しかし、社員の自転車運転時の安全運転意識レベルは確実に向上してきたと感じています。

 

引き続き、検定制度、交通立ち番を通じ自転車通勤者の安全運転意識レベルの向上を図り、自転車通勤者の交通事故0件を目指して取り組んでいきます。

 

 

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