2024年02月07日
129リン目 それも市役所がやるの?
蛍光黄色のビブスを着て謎のプレートを持った人が
交差点に立っているのを見かけたことがありますか?
不審者ではありません。
われわれ尼崎市の職員です。
いったい何をしているのでしょうか。
尼崎市では前年の自転車関連事故がどこで発生しているかを分析して、
特に事故の多い小学校区を「重点地区」としています。
令和5年の重点地区は浜小学校区と明城小学校区です。
さらにその中でも事故の多い地点で安全を呼びかけています。
今回は浜小学校区の事故の多かった交差点で一時停止を呼びかけました。
一時停止の標識があるにもかかわらず、飛び出し事故が多かったからです。
蛍光黄色のビブスを着た人間がよく分からないプレートを持って立っているので、
自転車や車のドライバーに「なんやアレ」みたいに見られているときがあります。
そのとき自然と速度が落ちているので蛍光黄色も役に立っているのだなと感じます。
あるとき、歩いてきた方にこう言われました。
「えっ?これも市役所がやってるの?警察じゃなくて?」
そうなんです。これも市役所の仕事なんです。
お役所的にいうと尼崎市自転車のまちづくり推進条例第14条の規定による指導及び助言なのですが、
ひらたくいうと「自転車のまち」を掲げる尼崎市の職員として、1件でも事故を減らすべく
このような啓発をしています。
自転車は便利で楽しいものであってほしい。
自転車で悲しい思いをする人をなくしたい。
自転車をプラスに捉える尼崎市だからこそ、このような取組もしています。
今回お声かけいただいた方から「ご苦労様。ありがとう!」と温かい言葉もいただきました。
感謝されたいからしているわけではありませんが、やっぱり嬉しいですね。
蛍光黄色のビブスを着てプレートを持った者を見かけたら、そこは要注意スポットです。
いま一度、安全運転を心がけてください。