放送日 2018年12月26日
第13回「コミュニティサイクル②」
DJ:このコーナーは、とっても自転車がよく使われているこの尼崎を、さらに自転車のまちにしようという、壮大なプロジェクトをご紹介するコーナーです。
お相手は、尼崎市役所の生活安全課の皆さんです。よろしくお願いします。
市職員A、B、C:よろしくお願いします。
DJ:本日は第13回目です。今日のテーマは何でしょうか?
市職員A:テーマは、先週に引き続きまして、“コミュニティサイクル”です。
DJ:そうです。コミュニティサイクルですね。
少しだけおさらいをお願いします。
市職員A:先週は、コミュニティサイクルとはどういう制度なのか。
そして、わたしたち行政が、民間の業者さんとタッグを組んで始めた実験について、その目的や使い方を中心に、お話させていただきました。
15分60円で電動アシスト付き自転車を借りていただき、使った後は、また別の場所で返却することができるというものでした。
DJ:そうでしたね。
市職員A:では、先週の続きです。
まずは、借りていただける自転車についてご説明します。
DJ:お願いします。
市職員B:見かけ上はいわゆるママチャリのようなシルエットです。大きさは20インチ、色はホワイトです。
カゴもついていますし、ライトもついています。鍵もついていますし、GPSで移動経路も把握できます。
おまけに自転車保険にも加入済です。
また、機能は電動アシストタイプです。
DJ:なるほど。
カゴつき、ライトつき、鍵つき、GPS付き、おまけに保険付き、さらに電動アシスト付き。
とても便利そうですね。
最後の、電動アシストということは、自分でこぐのに加えて、アシストで力(ちから)が加えられるというものですね。
市職員B:はい。ですので、長い距離を使っても、思いのほか、疲れれずに乗れますよ。
DJ:それはいいですね。
コミュニティサイクル、長い距離も使えるとなると、ますます色々な使い方ができると思うのですが、“例えばこんな使い方もありますよ”というようなもの、もしありましたら教えていただけますでしょうか。
市職員C:はい。
1つ目は、急に自転車が必要になった時です。
毎日使っておられる方のようにあらかじめ自転車を使う予定にしていた場合はいいのですが、急きょ、どこかへ行く必要が出てきたとき、バスやタクシーもなかなかない、そんなときにお近くのポートでコミュニティサイクルを使っていただくシチュエーションが考えられます。
DJ:ありそうですね~。
市職員B:2つ目は、お酒を飲まれる時。
DJ:まさにこれから忘年会シーズンですね。
市職員B:はい。以前お伝えしたように、お酒を飲んで自転車に乗ることは違法行為です。
そのため、仕事の後に忘年会が予定されているのにご自身の自転車に乗って行かれていたら、忘年会の帰りは押し歩きになります。
そんなときは、思い切って、自分の自転車に乗ってこないで、あらかじめコミュニティサイクルに乗ってきて、そしてお酒を飲んだ後は、潔く、バスやタクシーなどで帰宅しましょう。
DJ:そうですね。
市職員B:くれぐれも、お酒を飲んだ後にコミュニティサイクルを利用することのないようお願いします。
あくまでもお酒を飲む前がコミュニティサイクル、お酒を飲んだ後はそれ以外で自分で運転することのないようご注意ください。
お出かけの際は、色々な交通手段を組み合わせるという習慣につながればいいと思います。
DJ:移動するときの選択肢が増えると、けっこういいですね。
市職員A:3つ目は、天候の変化です。
普段は自転車通勤、だけど朝は雨が降っていたので歩いて通勤したのに、帰りはすっかり雨も上がっているので自転車に乗って帰りたい。そんなときありますよね。
DJ:ありそうですね~。
市職員A:そのような場合には、近くのポートでコミュニティサイクルを借りて、ご自宅近くのポートで返すという使い方が便利です。
DJ:確かに便利ですね。
また、帰りはコミュニティサイクルで帰れると思えば、傘差し運転などすることなく、雨の日は潔く、歩いて帰ろう!という気にもなりますね。
市職員A:そういった効果も期待しています。
DJ:移動手段が増えると便利なだけでなく、正しい判断を導くことにもなり、交通安全面での良い習慣も身につきそうですね。
市職員A:はい。また、GPSがついているので、どの自転車が、たったいまどの場所にあるかすぐに分かります。自転車盗難や違法駐輪の抑止効果もあります。
DJ:なるほど。
色々なシチュエーションでの、コミュニティサイクルの活用方法を教えていただきましたが、本当に便利ですね。
これから市民の皆さんに広まっていくにつれ、どんどんとこんな使い方が便利だよと言うものが出てきそうですね。
さて、今回の第13回目が、年内最後の放送となります。今年もあと少しで終わりですね。
市職員A、B、C :お世話になりました。
DJ:皆さん、自転車のまちづくり、どんな1年でしたか。
市職員C:やはり、ポータルサイトの創設が思い出深いですね。
市職員B:コスプレサイクリングが思い出深いですね。
市職員A:条例や計画といった行政らしいものを作って、さあいよいよ実践だという年でした。
どんな素晴らしい取組も、市民の皆さんに知っていただかなければ存在しないも同然ですので、ツイッターやポータルサイト、そして何よりできるだけ直接顔を合わせて、自転車のまちづくりを知っていただき、そして、“つながって”いきたいと思います。
DJ:では最後に告知です。このコーナーではリスナーの皆さんから、自転車にまつわるご意見などを募集します。
テーマはいくつかあるのですが、今回は、「ぜひ自転車で訪れてほしい尼崎のあの場所」です。
車では行けないあのお店、自転車でゆっくり眺めてほしいあの景色などなど、どんどんお寄せ下さい。
(以下、応募方法等の説明)