放送日 2018年12月19日
第12回「コミュニティサイクル①」
DJ:このコーナーは、とっても自転車がよく使われているこの尼崎を、さらに自転車のまちにしようという、壮大なプロジェクトをご紹介するコーナーです。
お相手は、尼崎市役所の生活安全課の皆さんです。よろしくお願いします。
市職員A、B、C:よろしくお願いします。
DJ:本日は第12回目です。 今日のテーマは何でしょうか?
市職員A:テーマは、ずばり、”コミュニティサイクル”です。
DJ:コミュニティサイクル?最近、よく耳にしますね。昔からある、レンタサイクルとはまた違うんでしょうか?
市職員C:どちらも、自転車を借りるという点は同じですが、1つ大きな違いがあるんです。
DJ:大きな違い?具体的に教えてください。
市職員C:はい。
まず、レンタサイクルは、あくまでも、借りた場所に返す必要がありました。例えば阪神尼崎駅で自転車を借りて、観光や用事を済ませて、また阪神尼崎駅に自転車を返すといったものです。
それに対して、コミュニティサイクルは、1つのサイクルポートでの往復利用だけでなく、複数のサイクルポートで自由に乗り降りができるものです。つまり、阪神尼崎駅で借りて、観光や用事を済ませて、JR立花駅や阪急武庫之荘駅などで自転車を返却することができます。
DJ:なるほど。それでは、どんな内容の実験なのか、詳しく教えてください。
市職員C:はい。はじめに、実験の全体像を簡単にご説明します。
この実験は、兵庫県とわたしたち尼崎市、行政が、コミュニティサイクル事業者さんとタッグを組んで、つまり官民連携で行います。尼崎市内のポートにある電動アシスト付の自転車を15分60円で使っていただき、使い終わったら、目的地近くの別のポートに返却していただくといった使い方をしてもらうものです。
DJ:行政の皆さんは、民間の事業者さんとタッグを組んで、何のためにこの実験をされるのでしょうか?
市職員C:このコミュニティサイクル実証実験は、民間事業者によるコミュニティサイクル・ビジネスの本市域における本格導入及び継続実施を見据え、“2つのこと”を実証するために実施します。
DJ:実証したい“2つのこと”とは何でしょうか?
市職員C:1つ目は、本市域内のJR・阪急・阪神の鉄道駅相互間における南北方向の移動の利便性の向上に資すること。2つ目は、尼っ子リンリンロードや尼崎21世紀の森など新たな魅力の発見の手段となりうること。この2点を実証するため実施しています。
DJ:実験はいつから始められるんでしょうか?
市職員C:実はすでに始まっています。
平成30年12月1日(土曜日)から再来年、令和2年3月31日(火曜日)までです。
DJ:1年4カ月ぐらいあるんですね。
市職員C:はい。
次に、利用方法です。パソコンやスマートフォンなどで事前に利用登録(無料)し、利用したいサイクルポートの自転車を予約し、現地のサイクルポートであらかじめ発行された暗証番号を端末に入力して利用開始します。
DJ:さっき少しおっしゃいましたが、利用料金を教えていただけますでしょうか?
市職員B:利用料金は、15分ごと60円です。24時間最大1,000円です。なお、支払方法は現金ではなく、各種クレジットカード払い、携帯キャリア決済となっています。(その後、一部の電子マネーも追加)
DJ:なるほど。ところで実験の規模はどのぐらいでしょうか?
市職員B:市内12箇所のサイクルポートにおいて、20台の電動アシスト付自転車で実施します。
DJ:電動自転車なんですね!
さて、12月から始まっています、コミュニティサイクルの実証実験。まだまだ聴かせていただきたいのですが、お時間がまいりました。続きは来週ということで。次は、具体的にコミュニティサイクルをどんなときに使うと便利なのかなどについて、お話しいただきたいと思います。
市職員A、B、C:来週も、よろしくお願いします。
DJ:では最後に告知です。このコーナーではリスナーの皆さんから、自転車にまつわるご意見などを募集します。 テーマはいくつかあるのですが、今回は、「ぜひ自転車で訪れてほしい尼崎のあの場所」です。車では行けないあのお店、自転車でゆっくり眺めてほしいあの景色などなど、どんどんお寄せ下さい。
(以下、応募方法等の説明)