放送日 2019年02月27日
第22回「ほかのスポーツと自転車の関わり」
DJ:このコーナーは、とっても自転車がよく使われているこの尼崎を、さらに自転車のまちにしようという、壮大なプロジェクトをご紹介するコーナーです。
お相手は、尼崎市役所の生活安全課の皆さんです。よろしくお願いします。
市職員A、B、C:よろしくお願いします。
DJ:本日は第22回目です。今日のテーマは何でしょうか?
市職員A:テーマは、ずばり“ほかのスポーツと自転車の関わり”です。
DJ:“ほかのスポーツと、自転車の関わり”ですか。
スポーツとしての自転車競技もあるかと思うのですが、ほかのスポーツとの関わりですか?
詳しく、教えてください。
市職員C:はい。
1つ目は、トレーニングに、自転車を取り入れる例です。いちばん有名なのは、スケート選手だと思います。足腰を鍛えるために、自転車トレーニングはもってこいです。鍛えたい足の筋肉の場所によって、座りこぎ、立ちこぎなどアレンジできるところも有効なようです。
2018年の平昌五輪のスピードスケート女子500mで見事金メダルを獲得した小平奈緒選手も積極的に取り入れられているそうです。
DJ:なるほど。
市職員A:ほかにも、大相撲の関取が心肺機能を向上するトレーニングとして取り入れたり、ゴルファーの方が下半身の安定や股関節の柔軟性を強化してけがを予防する例もあるそうです。
また、腰を痛めたプロボクサーの方がロードワークの代用として取り入れるなど、すでにけがをしてしまった方が本来のトレーニングの代わりに自転車をとりいれるケースもあると聞きます。
DJ:なるほど。
プロのスポーツ選手の皆さんは、練習の中身も常に考えて、補ったり、工夫したりされてますもんね。
言われてみれば、自転車自体はシンプルな動きで漕げる乗り物である一方、乗る時の姿勢や漕ぐスピード、ギアの重さなどで、アレンジしやすいですから、色々なスポーツのトレーニングに取り入れやすいのかもしれません。
市職員B:次は、自転車を、“間接的に”利用している例をご紹介します。
DJ:間接的に利用しているというと、どういうことでしょうか?
詳しく教えてください。
市職員B:当然のことながら、スポーツ選手は、練習をします。練習場所へ行く手段として、自転車を活用している例があるようです。
最近では、プロサッカーチームの選手たちが寮と練習場を往復するために、自転車の会社さんが寄付をされたというニュースもありました。
市職員B:そのほか、プロチームでなくもっと身近なところで、市内の学生の皆さんも、部活動において、放課後に学校から練習場所まで自転車を利用される方が結構おられるそうです。
DJ:必ずしも、学校の敷地内に練習環境がそろっているクラブばかりじゃ、ありませんものね。
市職員B:あと、3つ目は本日のテーマの番外編的なものなんですが・・・。
別のスポーツに自転車を取り入れた結果新しいスポーツとして成立した例です。
サイクルサッカーというのはご存知でしょうか?
DJ:サイクルサッカー?
市職員B:もともと、ポロという、馬に乗って行う球技があるのですが、馬というのは誰もが手に入れられるものではありません。
DJ:はい、確かにそうですね。
市職員B:そこで、馬を購入できない人たちが、馬の代わりに自転車に乗ってやりはじめたのがはじまりとされるスポーツです。自転車の車輪でパスやシュートをするサッカーです。
発祥は海外ですが、日本でも、実は戦前から行われている歴史ある競技なんですよ。
DJ:どんな感じのスポーツなんでしょうか?
市職員B:屋内、屋外どちらでも行われるのですが、屋内では1チーム2人制、野外では5人制となります。日本で主に行われているのは、2人制の屋内競技です。
使うボールは直径17〜18センチと、小学生用のサッカーボールよりも小さく作られており、なおかつあまり弾まないようにできています。
あと、このサイクルサッカーに使う自転車は、大きな特徴があります。
DJ:大きな特徴といいますと?
市職員B:それは、バックができることです。
この競技に使用される自転車は、ブレーキが無く、固定ギアなので、後ろにこげばバックもでるんです。
あと、ハンドルもパスやシュートができるように、360度回転します。
DJ:競技用にアレンジされてるんですね。
本日は、“ほかのスポーツと、自転車の関わり”を教えていただきました。もう1度、復習をお願いします。
市職員C:はい。
1つ目が、トレーニングに、自転車を取り入れる例、
2つ目が、自転車を、“間接的に”利用している例、
3つ目が、別のスポーツに自転車を取り入れた結果新しいスポーツとして成立した例です。
DJ:では最後に告知です。このコーナーではリスナーの皆さんから、自転車にまつわるご意見などを募集します。
テーマはいくつかあるのですが、今回は、「市内で、自転車の事故が起きそうなところ、ヒヤリハットするところ」です。
前から気になっているあの交差点、ある時間帯に自転車が殺到するあの道路などなど、どんどんお寄せ下さい。
(以下、応募方法等の説明)