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尼っ子リンリン ほぼ週刊読むラジオ

放送日 2018年11月14日

第7回「自転車の盗難対策①」

DJ :このコーナーは、とっても自転車がよく使われているこの尼崎を、さらに自転車のまちにしようという、壮大なプロジェクトをご紹介するコーナーです。
お相手は、尼崎市役所の生活安全課の皆さんです。よろしくお願いします。

市職員A、B、C:よろしくお願いします。

DJ:本日は第7回目です。今日のテーマは何でしょうか?

市職員A:テーマは、ずばり、自転車の盗難対策です!

市職員B:これまでの放送でお伝えしましたとおり、様々な魅力があり、わたしたちの日常生活の助けとなっている自転車。
今日は、そんな自転車がある日突然なくなってしまう、自転車の盗難について、お話ししたいと思います。

DJ:なるほど。”自転車の盗難”ですね・・・

市職員C:はい。
じつは、尼崎市は、ここ数年、自転車の盗難対策に、特に力を入れています。

DJ:なるほど。

市職員C:ちょっとだけ自転車と違う話をしますね。
わたしたち、生活安全課は、このコーナーのテーマである、自転車のまちづくりとは別の仕事も担当しているんです。その1つが、防犯です。

DJ:警察みたいなお仕事なんですね?

市職員C:そうですね。実際に警察の方と協力しながらやることもとても多いです。
ただ、わたしたち市職員は警察の皆さんと違って、警察学校を卒業したわけではありませんし、また、捜査や逮捕をできるわけではありません。
そこで、わたしたち市職員は、対象を絞って防犯事業を行っています。

市職員B:その対象は、犯罪の中でも、道路など公共の場所で行われる犯罪、街頭犯罪です。

DJ:街頭演説の「街頭」ですね。

市職員B :はい。
これはひったくり、器物損壊、路上強盗など全部で10種類もあります。
ただ、実際に尼崎市で起きている街頭犯罪の数を見ましたら、10種類の街頭犯罪のうち、たった1種類で半分ぐらい占めているんです。

DJ:もしかして、そのたった1種類というのが・・・

市職員B:はい、自転車盗難です。

市職員A:冒頭にお話ししました通り、尼崎市が自転車の盗難に力を入れる理由の1つ目がこれです。
たった1種類で多大な影響を及ぼしている自転車盗難はとてもやっかいな犯罪です。しかし発想を転換すれば、自転車盗難たった1種類を減少させれば、大きな効果が得られるのではないかと言うことです。

DJ:なるほど。

市職員C :次に、尼崎市が自転車盗難に力を入れる2つ目の理由です。
それは、全国的に、この犯罪を実行する者が未成年者であるケースが非常に多いと言うことです。
自転車盗難は別名、「ゲートウェイ犯罪」と言われています。
つまり、自転車を盗難したことで、法律を守る意識が薄れ、どんどんと道を踏み出した青少年が、いずれは重大な犯罪に手を染めてしまうと言われています。
尼崎市から自転車盗難の被害者はもちろん、加害者も出したくない、尼崎の子供たちを守りたいというのが、2つ目の理由です。

DJ:万引きもそうですが、自転車の盗難も、れっきとした犯罪である、出来心では済まないよときちんと伝えていくところからですね。

市職員B:つづいて、3つ目の理由です。
それは、自転車の盗難が、また全く別の犯罪を引き起こすということです。
盗難した自転車であることをいいことに、女性や高齢者のあとをつけて、かばんをひったくるケースがあります。
また、盗難自転車であるのをいいことに、信号など交通ルールを守らず、とても危険な運転をし、重大な人身事故を引き起こすケースがあります。

DJ:なるほど。
自分がひったくりや交通事故に遭ったときに、犯行に使われたものが盗難自転車でしたら犯人を見つけるのも大変ですね。

市職員A:最後に4つ目の理由です。尼崎市ってどんなまち?と尋ねたときに、ダウンタウンさんの出身地、工場のまち、最近ではお城のまちなど色々なイメージがあると思います。
でも絶対に言われたくないのが、治安が悪いまち、です。

DJ:それはいちばんイヤなイメージですね。ですが、実際に時々耳にすることも・・・

市職員A:はい、あります。
そこで、わたしたちなりに、治安が悪いまちと言う方のことを想像しました。
すると、必ずしも皆さん、まわりで重大な事件や事故がばんばん起こっているわけではないのに治安が悪いとおっしゃいます。
それって体感治安によるものなんじゃないかと気づきました。

DJ:体感治安?

市職員A :はい。
具体的には、身の回りで、重大な事件や事故が起きていなくても、いわゆる軽犯罪と言われるものがたびたび起きていると耳にすることが治安の悪化につながっていると思いました。

DJ:その、身の回りでたびたび起きているのが自転車盗難ということですね。

市職員A :はい。

DJ:尼崎市が自転車の盗難対策に力を入れる4つの理由、きかせていただきました!
1つ目が、街頭で行われる犯罪の数に占める割合がとても高いこと。
2つ目が、みんなで守ってあげたい未成年者による犯行
が多いと言われていること。
3つ目が、盗難された自転車は別の犯罪や事故につながりやすいということ。
最後に4つ目が、尼崎市にとって最も嫌な、”治安が悪い”というイメージにつながりやすいこと。
まだまだ聴かせていただきたいのですが、お時間がまいりました。続きは来週ということで。次は、そんな自転車盗難をどのように対策すればいいのか、お話しいただきたいと思います。

市職員A、B、C:来週も、よろしくお願いします。

DJ:では最後に告知です。この番組ではリスナーの皆さんから、自転車にまつわるご意見などを募集します。
テーマはいくつかあるのですが、今回は、「 自転車にまつわるあなたの思い出、エピソード 」です。
はじめて自転車を買ってもらった日、はじめて自転車に乗れた日、ちょっと甘酸っぱい自転車デート、自転車で旅をしたあの場所などなど、どんどんお寄せ下さい。

(以下、応募方法等の説明)

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