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尼っ子リンリン ほぼ週刊読むラジオ

放送日 2019年03月20日

第25回「ふたごじてんしゃ①」

DJ:このコーナーは、とっても自転車がよく使われているこの尼崎を、さらに自転車のまちにしようという、壮大なプロジェクトをご紹介するコーナーです。
お相手は、尼崎市役所の生活安全課の皆さんです。よろしくお願いします。 

市職員A、B :よろしくお願いします。 

DJ:本日は第25回目です。今日のテーマは何でしょうか? 

市職員A:テーマは、ずばり“ふたごじてんしゃ”です。 

DJ:“ふたごじてんしゃ”ですか。“ふたご”と言うのは、双子、三つ子の“ふたご”のことでしょうか。 

市職員A:はい。そのとおり、多胎児の“双子”ことです。
今からご紹介する“ふたごじてんしゃ”というのは、自転車の名前でもあり、その自転車の企画開発と販売をしている株式会社の名前でもあるんです。 

DJ:そうなんですね。より、詳しく教えていただけますか。 

市職員B:はい、私からご説明します。
株式会社ふたごじてんしゃが企画製造を行った、日本で初めて、タイヤが3輪で幼児二人を後部に乗せることのできる自転車、それが“ふたごじてんしゃ”です。デザイン性が高く、道路交通法上の普通自転車としての要件を満たし、自転車協会の認証である安全性の基準、BAAと、幼児二人同乗基準適合車の認証も取得している自転車です。

“ふたごじてんしゃ”を企画されたのは、もともと、ご自身も双子のお子さんを出産し、育てておられたママさんなんです。
今回は、そのご本人にお越しいただいております。ご紹介します。株式会社ふたごじてんしゃ代表取締役の、中原美智子さんです。 

ゲスト中原氏:中原美智子です、本日はよろしくお願いします。 

DJ:よろしくお願いします。 

全員:(拍手) 

市職員B:中原氏は、平成22年に、第2子・第3子で双子を出産されました。その後、自ら企画し、約7年を経て、メーカーと協力して“ふたごじてんしゃ”を開発されました。 

DJ:そうなんですね!より詳しくお話を聞かせていただけますか。 

ゲスト中原氏:育児をする中で、自転車で双子を連れて外出するとき、従来の3人乗り自転車では、前後に双子を乗せると同じ体重がかかり、運転が不安定で、また安全基準により前に乗せられる子どもは4歳未満という制限もあり、大きな課題があると感じました。
「双子と一緒に、安心して自転車で出かけたい」という思いから、ライフワークとして双子を安全に乗せられる自転車を探し始めました。
“ふたごじてんしゃ”の製品化を実現した後、平成28年に、尼崎市で株式会社ふたごじてんしゃを立ち上げました。
現在は、“ふたごじてんしゃ”の企画開発と販売のほか、“ふたごじてんしゃ”を開発したことで、幼児との外出に新たな選択肢が生まれるきっかけを作られたことから、SNS等を活用し、“ふたごじてんしゃ”の認知度をあげるとともに、親同士の横のつながりを作るため、試乗会などの活動をしています。 

DJ:そうなんですね。 

ゲスト中原氏:ふたごじてんしゃの発売により、子どもを連れての外出が叶わなかった親が取り残されたり、引きこもったりすることがなくなるだけではなく、地域の住民とのつながりもでき、地域コミュニティの活性化にもつながっていると思います。 
また、“ふたごじてんしゃ”の販売では、自転車では初めての「アセスメント販売」という仕組みを取り入れています。 
具体的には、購入を検討している人に対して、その人自身のライフスタイルや住環境に最適な自転車の活用方法や交通ルール・マナーを再認識させる購入前診断を行うことで、購入後のミスマッチを軽減するというものです。 

市職員A:株式会社ふたごじてんしゃさんの事業内容は他にも、双子などの多胎家庭・多子家庭の引きこもり、虐待防止支援など、多岐に渡ります。 

ゲスト中原氏:自転車利用においての交通安全教室や、全国初の子ども乗せ自転車のシェアサイクルの試験運用などの活動も行っており、これらの活動を通じて、自転車利用に必要な交通安全ルールの教育を行うことで、事故予防にもつながると考えています。

市職員B:次回は“ふたごじてんしゃ”を活用した、シェアサイクルの新たな取組についてご紹介したいと思います。 

DJ:来週もよろしくお願いします。
それでは、時間がまいりましたので、最後に告知です。このコーナーではリスナーの皆さんから、自転車にまつわるご意見などを募集します。
テーマはいくつかあるのですが、今回は、「ぜひ自転車で訪れてほしい尼崎のあの場所」です。
車では行けないあのお店、自転車でゆっくり眺めてほしいあの景色などなど、どんどんお寄せ下さい。 

(以下、応募方法等の説明)

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