放送日 2018年11月07日
第6回「自転車の歴史」
DJ : このコーナーは、とっても自転車がよく使われているこの尼崎を、さらに自転車のまちにしようという、壮大なプロジェクトをご紹介するコーナーです。
お相手は、尼崎市役所の生活安全課の皆さんです。よろしくお願いします。
市職員A、B、C:よろしくお願いします。
DJ:本日は第6回目です。 今日のテーマは何でしょうか?
市職員A:テーマは、ずばり、自転車です!
DJ:・・・このラジオのテーマは、いつも自転車だと思います。
もう少し具体的に教えてください。
市職員B:これまでの放送でお伝えしましたとおり、様々な魅力がある自転車。
今日は思い切って、自転車というモノそのものを、歴史という観点でご紹介したいと思います。
DJ:なるほど。”自転車の歴史”ですね?
市職員C:はい。
じつは、ことし2018年は自転車にとって節目の年なんです。
DJ:節目と言いますと?
市職員C:自転車が誕生して200周年なんです!
DJ:へえ~。
市職員C:1818年、ドイツで、ドライス男爵という貴族が、歩いて広い森の管理をするのが大変で、発明したそうです。
当時はまだペダルがなく、地面を蹴って移動したそうです。
市職員B:いま、こどもたちに大人気のキックバイクと同じ原理です。
DJ:キックバイクはわたしも目にすることがあります。
自転車ってドイツ生まれなんですね~。
市職員B:はい。なお、ドライス男爵は、あくまで森の管理に使われましたので、キックバイクも、決められた練習場やレース会場で乗ってくださいね。公道で乗っちゃだめです。
DJ:確かに、あれは公道で乗っちゃだめですね、ブレーキがありませんし。
市職員C:ところで、自転車という乗り物の技術はその後様々な技術の発展に貢献したそうです。
DJ:と言うと?
市職員A: じつは、空気入りタイヤというものも、ダンロップという人が、息子さんの自転車の乗り心地を良くしようとするなかで生まれたものらしいです。
DJ: 自動車ですね!
市職員A: はい。
また、ライト兄弟の職業は自転車の技術者でした。
DJ: 飛行機ですね!
確かに、自転車が自動車や飛行機の基礎となっているんですね。
いま、ちょっと思ったんですが、日本人で最初に自転車に乗ったのはどなたでしょうか?
市職員C:冒頭の話にちょっと戻るのですが、もしかしたらドイツでの発明よりも先に日本人、滋賀県は彦根の藩士が作った乗り物が自転車というルーツではないか?という話もあるくらいで、一番最初に乗った日本人を確定するのは難しいですね~。
市職員A:一応、調べてみましたら、現在の福井県の藩主、松平春嶽(しゅんがく)というお殿様が最初ではないかと言われています。
1862年、ときの大老井伊直弼から隠居謹慎処分を受けていた松平春嶽は、部下が組み立ててくれた自転車を楽しく乗り回したそうです。
市職員B: あと、徳川最後の将軍で有名な、徳川慶喜も、明治時代になって将軍でなくなってからは静岡県に移って、ばんばん乗り回したそうですね。こちらは、1877、8年ごろではないかと言われています。
DJ:へえ~。徳川最後の将軍の意外な一面ですね!
さて、本日は、自転車200周年にちなみ、歴史を学びました。
市職員C:自転車は元々とても高価なものだったもしれませんが、いつの時代も、日常生活と密接な結びついていた乗り物だったと感じています。さらに調べていくと、もっと色々出てきそうです。
DJ:では最後に告知です。この番組ではリスナーの皆さんから、自転車にまつわるご意見などを募集します。
テーマはいくつかあるのですが、今回は、「自転車にまつわるあなたの思い出、エピソード」です。
はじめて自転車を買ってもらった日、はじめて自転車に乗れた日、ちょっと甘酸っぱい自転車デート、自転車で旅をしたあの場所などなど、どんどんお寄せ下さい。
(以下、応募方法等の説明)