放送日 2019年07月17日
第42回「グッと!尼っ子リンリンサポーター」の紹介、その⑨!」
DJ:このコーナーは、とっても自転車がよく使われているこの尼崎を、さらに自転車のまちにしようという、壮大なプロジェクトをご紹介するコーナーです。
お相手は、尼崎市役所の生活安全課の皆さんです。よろしくお願いします。
市職員A、市職員B:よろしくお願いします。
DJ:本日は、第42回目の放送ですね。さて、今日のテーマは何でしょうか?
市職員A:テーマは、ずばり“グッと!尼っ子リンリンサポーターの紹介、その⑨!”です。
DJ:「グッと!尼っ子リンリンサポーター」の紹介、その⑨ですね!
市職員B:尼崎市の自転車のまちづくりに協力していただいている、又は自主的に自転車のまちづくりを推進している「グッと!尼っ子リンリンサポーター」さんたちの活動について、ご紹介します。
第9弾は、「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんの活動についてご紹介します。
DJ:「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さん、ですか!どのような活動をされているのでしょうか?
市職員A:「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんは、阪急武庫之荘駅周辺に活動拠点を置く地域団体さんです。
「水と緑の輝く自転車の利用しやすいまち・武庫之荘」を目指し、自転車の放置・盗難・事故といった課題をゼロにするための啓発運動を、阪急武庫之荘駅周辺の事業者さんと協力して、展開しておられます。
DJ:なるほど、「水と緑の輝く自転車の利用しやすい武庫之荘」を目指して、ですか。早速、詳しい活動内容について教えてください。
市職員B:はい。「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんは、地域の賑わいづくりとブランドアップを目指して、阪急武庫之荘駅周辺の水路保全や緑化活動、環境改善に取り組んでおられます。
阪急武庫之荘駅は、毎日多くの方が利用する駅です。駅前では、通勤・通学時間帯を中心に、非常に多くの自転車・歩行者・自動車が行き交っています。しかし、かつては、駅の南北の広場に多くの放置自転車があふれており、長年の大きな懸案課題でした。平成25年度には、放置自転車の多い駅の全国調査で、ワースト15位にもなってしまいました。
「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんは、そういった放置自転車問題に対しても活動を続けて来られています。平成26年11月の大々的な「アンケート調査」の実施、平成27年4月の尼崎市長宛の「提言書」の提出や、「自転車フォーラム」の開催など、関係機関と連携した取組が成功し、現在、駅前の放置自転車台数は著しく改善されています。
しかし、駅周辺の放置自転車台数がゼロになった訳ではないという事で、「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんは、放置自転車ゼロ、自転車事故・盗難の減少による自転車の利用しやすいまち・武庫之荘をめざし、現在も様々な取組を続けておられます。
DJ:なるほど。
市職員A: 「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんが、地域のほかの方たちと共に取り組んでおられる啓発活動についてご紹介します。
継続した根気強い活動が課題解決につながるということで、毎月第2水曜日の朝に、阪急武庫之荘駅前において、「自転車事故・盗難・放置ゼロ運動」などの、様々な種類のチラシ入りティッシュを配布して、啓発を行っておられます。啓発活動には、地域住民の方たち、尼崎信用金庫武庫之荘支店さん、池田泉州銀行武庫之荘支店さん、みなと銀行武庫之荘支店さん、三井住友銀行武庫之荘支店さん、尼崎シルバー人材センターさん、などが参加されています。他にも、毎月第4水曜日朝には駅前ロータリーの草刈り活動を、毎月第2土曜日朝には水路清掃を、月例活動として長年実施しています。いずれも参加自由のため、どなた様も参加大歓迎です、とのことです。
市職員B: 続いて、「Alar-mmy.」(アラーミー)による自転車盗難撃退作戦の取組についてご説明します。
DJ:「アラーミー」と言えば、第8回の放送にて、自転車の盗難対策をテーマにした際にご紹介いただきました「おとり自転車」の事ですね?
市職員B:覚えていてくださってありがとうございます。そのとおりです。アラーミーとは、アラームとダミーをくっつけた造語で、振動を感知すると大音量で異常を知らせる鍵をつけた自転車を、盗難が発生している場所の多数の自転車の中にまぎれこませるという、尼崎市が行った社会実験です。
平成29年9月~12月の3カ月間、自転車盗難多発箇所である鉄道駅2駅と市役所の駐輪場の3箇所、計6台で実施した結果、自転車盗難件数を大幅に減らす事に成功しました。
そしてその後、アラーミーの取組については市内の自転車盗難多発場所の鉄道駅2駅の周辺の地域団体の皆さんにご協力いただき、市はアラーミー自転車を貸与し、その後は地域で運用していただくということにしました。
その、2団体のうちの一つが、「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんなんです。
DJ:そうだったのですね!
市職員B:「アラーミー」が、自転車盗難の減少に大きな効果をあげるとを知った「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんから、「アラーミー」を用いた自転車盗難防止策を、尼崎市と地域との共同で行う作戦について協力の打診をいただいた後、平成30年5月30日、尼崎市から「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんに「アラーミー」2台の貸与を行いました。「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんは、「アラーミー」を用いた自転車盗難撃退作戦を、阪急武庫之荘駅周辺の店舗さん・事業者さんの支援の下、6か月間に渡り展開されました。尼崎市駐輪マナー指導員さんの協力を得て展示会場を移転しながら、「そのちょい借り、犯罪です!」と書かれた横断幕の設置も行い、盗難件数の減少を図る大々的なキャンペーンをされました。今後も、自転車盗難のさらなる抑止を図っていかれるとのことです。
DJ:なるほど、地域の課題は、地域のことに一番詳しい住民の皆さんに。そして市役所の皆さんもそれをサポートしていく、ということですね。
市職員A: また、「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんは、「自転車の利用しやすい武庫之荘」をテーマに、平成24年11月の初回以来、毎年「阪急武庫之荘駅前ロータリー祭り」を開催されています。
平成30年11月25日に開催された「第7回・駅前ロータリー祭り」では、恒例の県警音楽隊の方を始め、中高生の吹奏楽部の方たちによる演奏やパレード、グルメ店やフリーマーケット、白バイで記念撮影など、若い家族連れの皆さんにも多くご参加いただき大盛況だったそうです。また、ロータリー祭りの中でも啓発活動を行っておられ、前回は、地元中学生ボランティアの方と一緒に、地元伝説の富松の鬼・茨木童子と、会場内で共同啓発活動を実施されたそうです。今後も、地元住民の絆づくりはもちろんの事、地元の歴史遺産や伝説文化も大切に次世代に継承しながら、継続開催に取り組んでいかれるとの事でした。
市職員B:ところで、平成29年3月に制定した「尼崎市自転車のまちづくり推進条例」においては、「自転車の利用を課題から魅力へと転換させることに取り組み、私たちのまち尼崎を、自転車の利用において、安全で快適なまち、楽しめるまち、愛されるまちにする」事について、述べております。
DJ:そうでしたね。
市職員B:「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんは、「尼崎市自転車のまちづくり推進条例」が制定される以前から、自転車の課題解決による自転車の利用しやすいまち武庫之荘をめざして、地域における取組を行ってこられました。
「自転車の利用しやすい武庫之荘から尼崎へ。一人ひとりが意識と行動を変えることが課題解決につながり、ひいてはまちのブランド力向上につながります。これからも、地域コミュニケーションの再生と駅前の水と緑の輝く環境保全と賑わいのあるまちづくりを目指し、地域に根差した活動を、次世代に繋がる取組を、行政とも連携し進めていきたいと考えています。」
と、「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんはおっしゃっています。
DJ:地域に根差した地道な活動が実を結び、全ての自転車課題の解決につながると良いですね。
市職員B:ご紹介した「武庫之荘水と緑のまちづくりプロジェクト実行委員会」さんの活動内容については、「尼崎市の自転車総合ポータルサイト~尼っ子リンリン~」でもご紹介しておりますので、ぜひご覧いただければと思います。
市職員A:これまで、2018年度に認定させていただきました、9組の「グッと!尼っ子リンリンサポーター」さんの活動について、9回の放送に渡ってご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「グッと!尼っ子リンリンサポーター認定制度」の目的は、認定したサポーターの方々に、継続して自転車のまちづくりに取り組んでいただくことで、その活動が更に多くの市民や事業者の皆さんへと広まっていくこと、自転車のまちづくりが広がっていくことです。
尼崎市は、今後も、9組のサポーターさんと協力しながら、自転車のまちづくりに取り組んでまいります。
また、2019年度も新たに「グッと!尼っ子リンリンサポーター」を募集する予定です。募集開始の際は、またこちらのラジオやポータルサイトでお知らせいたしますので、よろしくお願いします。
DJ: ありがとうございます。
では最後に告知です。このコーナーではリスナーの皆さんから、自転車にまつわるご意見などを募集します。
テーマはいくつかあるのですが、今回は、「市内で、自転車の事故が起きそうなところ、ヒヤリハットするところ」です。
前から気になっているあの交差点、ある時間帯に自転車が殺到するあの道路などなど、どんどんお寄せ下さい。
(以下、応募方法等の説明)